俺だけ猫になる件-1
ある初夏の早朝。
日中の日差しも強くなってきて、最近は、早朝の公園でデイリークエストをこなすのが日課になっている。
最初こそクエストをこなすのに苦労していたが、今では朝飯前だ。
デイリークエストを終えた旬は、ベンチで一息つきながら休んでいる。
俺が早朝にトレーニングしているからか、最近は影の兵士たちも、俺の影の中でトレーニングしているようだ。
最初は転職に失敗したかもなんて思ったが、転職クエストは大成功だったな。
頼もしい仲間たちだ。
この間のハンタースのA級ダンジョンで仲間になったキバ。
古株の魔法兵たちに魔法を教えてるみたいだな。
やっぱり教える相手がいると、影たちの能力値も伸びるみたいだ。
魔法のレパートリーが増えて、どんどん強くなってる。
魔法兵たちが反重力魔法を使えるようになっているのには驚いた。
今も影の中で、魔法の練習をしている気配を感じる。
(ん?)
影の中で、大きな魔法の力を感じたその時。
ピカッッ——
突然影の中から眩い光が起きる。
その瞬間、旬の視界が大きく揺れ、身体に衝撃が走った。
—
(っっ、一体なんだ!?)
何が起きたのかと、周りを見回す旬。
すると、先ほどまでと比べ、目線が低く、感覚が違うことに気が付く。
(どういうことだ??)
そう思い、ぼんやりとした頭で自分を見ると…
先ほどまで来ていた服の上に、小さくなった自分がいることに気が付く。
さらに、異変は自分が小さくなっていることだけではない。。
( なんだよ、これ… )
旬は猫になっていた。

ネコだよ
あとがき
変身するところを書きながら、名探偵コナンを連想していました笑
ある日突然、ネコになってしまった旬のお話です。
旬がネコになったら、どんな種類と思います?
黒猫かなぁと思うけど、黒じゃなくてもいいな。
イケネコですよね!
あ、原作の中で、魔法兵たちが魔法の練習をしていたりする描写はありません。
こんな風に過ごしていたら良いなぁという、願望です。笑
こちらはピッコマ配信中のハンターオークションの章を読んで、mizが想像力を膨らませて書いた、二次創作です。
苦手な方は閲覧をお避け下さいませ。
お目汚し、失礼します。